更新が遅れてしまいました。ごめんなさい。
そろそろ日本は桜の咲くころですね。
野球の開幕、入学式、新年度の始まりと新たな年の始まりのような気が日本はしますが、こちらは至って普通。何もないかのように日々が過ぎています。
しかし、ワイン業界では3月末、4月上旬から新酒の発表会が始まり世界中のワインバイヤーがボルドーに来る時期です。
では、ここからの続きです。
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この花咲きの時期に雨が降ると受粉が出来なくなり花ぶるいと呼ばれる。
結実がしないので、実が大きくならず、結果的に収量が減ってしまう。
ブルゴーニュでは、この結実不良を起こすとブドウの実と実の間に隙間が出来て、通気性が良くなり、良質のブドウの房になるという考えが多いが、ボルドーでは、この結実不良の実がとても酸っぱく、ワインに多大なる影響を与えるという考えから好まない。
8月上旬から中旬にヴェレイゾンと呼ばれるブドウの実に色が着き始める現象が起こる。
この時期までの畑の仕事は、葉が伸びすぎてしまうので刈りこんだり、病気発生の予防や処置の為に農薬をまいたりするのが主な仕事だが、何より心配なのは、雹である。
雹が降るとブドウの実だけでなく葉にもダメージを与え、光合成が出来なくなり収穫が全部ダメになってしまう畑の区画が出てきてしまう。
こうなってしまうと全く対処のしようがなさそうだが、特殊な薬がある。人間が怪我をした時に消毒をするように、傷ついた実にこの薬を散布すると傷口をケアしてくれる。
ブドウに糖度があるとすぐにバクテリアが発生しやすく、畑全体がダメになってしまうので、この対処は急を要する。
そして、9月中旬頃になると待ちに待った収穫。
腰痛持ちの方はお勧めしません・・・
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2008年3月26日水曜日
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