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2008年7月13日日曜日

セピ・ランドマン Seppi LANDMANN

アルザスの奇才セピとはもう10年以上の付き合いで、弊社の取引先でもあります。おちゃらけた性格のように見えますが、実は質にとても厳しく面白いワインを造りだしてくれます。
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ドメーヌに着き、挨拶を交わした後、とりあえず畑を見せて頂きます。

このドメーヌのあるソルツマという村は渓谷になっており、この地は昔からヴァレ・ノーブル(黄金の谷)と呼ばれています。

伸びすぎた葉を刈り込む作業をしています。
ボルドーのより木を高く仕立てるため、同じ機械ではありません。キャタピラータイプのものは初めてみました。坂が急なのでこのタイプでないと危険なようです。

花付きもうまくいき、ブドウの生育はとても順調です。

そして試飲。
いつもここに来ると50種類以上あるすべてのアイテムを試飲させてくれます。




全部載せているときりがないので・・・


彼が奇才というより変人と言われている理由の一つが、アルザスでアイスワインを造っているということ。
さらにこの写真。アルザスでは下位ランクに位置づけられているシルヴァネールという品種を使ったアイス・ワイン・・・

この2001年は凄い出来・・・甘口ワインをあまり好きではない方にぜひ一度飲んでほしい。
飲んだ後のすっきり感はとても甘口ワインとは思えませんよ。
色はこんな感じ。いい色してますね。

20種類くらい試飲したところで、お昼になり飯にしようとのこと・・・
彼の知り合い、従業員、研修生とご一緒させてもらいます。

その前にアペリティフ(笑)を

12年前、まだ私がブルゴーニュに居た際、初めてここに来たのですが、その際度肝抜かれた伝説のキュヴェ・エロティック・・・
アルザスのスパークリングワインです。
裏ラベルに詳しい説明があります。。。
「96年は、69年以来のエロい年・・・」これ以上は止めておきます。


セロリのサラダ。中にソーセージが入っているのがアルザスらしい。
先ほど試飲したシルヴァネールの辛口を一緒に頂きます。


メインはクスクスに白身の魚やエビが入ったもの。
これはリースリングの辛口と一緒に頂きました。

お待ちかねの「マンステール」。あまり熟成をしていないものなのでそんなに香りは強烈ではありませんが独特の香りがします。
セピがかなり下品なことを言いましたが、ちょっとここでは書けません・・・

これとゲヴェルツトラミネールのグラン・クリュ。最高のマリアージュです。


このチーズ、まわりをアルコールで洗っていると思っていましたが、塩水でウオッシュしているだけだそうです。

名前忘れた・・・このあたりで採れる赤フルーツのソルベ。
かなりすっきりした酸味があり、甘さ控えめで美味しい。

さあ仕事するよ。と言われ再び試飲ルームへ。

ピノ・グリ、ミュスカのアイテムすべて試飲し、次はゲヴェルツ・トラミネール。
一通り試飲したあと、こんなのが出てきました。


1983 ゲヴェルツトラミネール、ヴァンダンジュ・タルディヴ(遅摘み)

中甘口ワインのはずなのに、全く甘さを感じず辛口ワインを飲んでいるかのよう。
ビン熟成によって出てきた要素がとても多く、ものすごく複雑で力強い。
恐るべしワイン。
「フォアグラにゲヴェルツの遅摘み」は最高のマリアージュと言われているが、個人的にフォアグラに甘口ワインの組み合わせはあまり好きではない。胃がもたれてしまう。
ただ、このゲヴェルツとならと想像すると完璧でしょう。
さっき食事したばかりなのに食べたくなりました。

そして〆のワインは。
2001アルザス・グラン・クリュ・ジンコェプル・ゲヴェルツトラミネール・セレクション・グラン・ノーブル
セピ・ランドマン
これが正式名称ですが、これもアイス・ワインです。
-7℃以下になるとブドウ内の水分が凍り、エキスが濃縮されます。
それを手早く収穫し、すぐに圧搾すると、非常に濃縮した果汁が採れます。
このブドウはさらに貴腐菌という菌の作用ですでに濃縮されていたため、特別に濃縮した果汁が採れた年のワイン。
ここまで条件が揃うことはあまりなく、非常に希少価値のあるワインになりました。

1本200Eur以上もするこのワイン。
セピ自身もこんなに良い出来になるのは珍しいとのこと。
本当に素晴らしいワインでした。

10:30から15:30まで滞在・・・
次の予定が狂ってしまいましたが良い訪問になりました。

豪快でズボラな性格に見えますが、とても繊細で仕事にはとても厳しいセピ。
見習うところが多々あります。
お腹以外は・・・

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2008年7月11日金曜日

コルマール COLMAR

アルザスワインの首都、コルマール。
リトル・ヴェニスとも呼ばれるこの街は、至る所に花があり、川があり本当に綺麗な街です。
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時間が無く、夕方遅くに着きましたが、とりあえずアルザス名物を食べて、飲まなければということで旧市街のレストランへ。

旧税関の古い建物がある近くの、レストランへ。
夜8:30に来たらほぼ満席。

アルザスのビール。かなり軽めで飲みやすい。ほぼ一気飲み状態・・・
同じ造り手で同じビンテージでブドウ品種が違うワインを頼みます。

アルザス名物と言えば、シュークルート。
シュークルートだけでもいろいろあります。
せっかくなので、コルマール風を頼みます。


毎日これでは困りますが、無性に食べたくなります。
ボルドーにもアルザス料理を出す店はありますが、ソーセージの質と下に敷いてあるキャベツの質が全然違います。激ウマです。
ジャガイモすみません。

アルザス名物のデザート、クグロフはパスして、食後酒のマール(ブドウの絞りかすを蒸留して造るブランデー)を頂きます。
ゲヴェルツトラミネールというブドウから造るこのマール。品種の特徴が出ていて面白い。

ごちそうさまでした。

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