2010年9月6日月曜日

Folletage フォレタージュ

ボルドーは今年の夏、記録的な低降水量になっています。
通常、7月以降の降水量が少ない方が良いブドウが出来ると言われていますが、少なすぎです。
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サン・テミリオンなどの石灰岩の上にある畑や、根が深くまで伸びている老木は、水を得ることが出来ますが、若木や粘土、砂質が中心の土壌では、上の写真のように、葉が丸まり始め、ブドウは自分の身を守ろうと、葉からの蒸発を最低限にしてしまいます。

こうなると、ブドウの実に栄養が行きにくく、糖度は上がっても、フェノール化合物(タンニンなど)の熟しが悪くなると言われいます。

幸いなのは、日本と違って今年は酷暑ではないこと。朝は15度以下になり始めてきました。
これで暑過ぎるとブドウの実が干しブドウのように乾燥してしまいますが、その段階ではありません。

逆に、今週ひと雨降ると、再びブドウは活力をもたらし、去年に引き続いて凄い年になる可能性が高いです。
収穫のタイミングが非常に大切なビンテージになると思います。

収穫後またレポートします。

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