2008年5月31日土曜日

ジロンダン・ド・ボルドー移籍情報

そろそろユーロが開幕しますが、フランス代表にはボルドーから結局誰も選ばれず・・・
今の話題は来季に向けてのチーム作り。
特にミクーに代わるトップ下の選手を誰にするのか興味がありますが、上の写真のYoann Gourcuff(ヨアン・グルキュフ)の移籍がほぼ決定です。
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2001年から2006年まで、フランスリーグのレンヌに在籍したあと、AC ミランに移籍。
あのチームには世界最強のトップ下が居ますから当然のように出場機会に恵まれず・・・
あだ名は「プティ・ジダン」「ジダン2世」
まだ22才です。完全移籍では無く、レンタル移籍のようです。

その他ボルドー入りしそうな選手は:

ヨアン・グフラン(Yoan Gouffran)
カーン在籍のFW
去年アーセナルにほぼ移籍決定だったのにカーンに残留。
今季ボルドーはカーンにアウェーで5-0で負けているんだけど、その時の印象がなぁ。
あと、グルキュフと綴りが似すぎ(笑)
右サイドもできるらしいですが、今季怪我していたジュシエもいるし、個人的には要らない。



ミカエル・シルヴェストル(Mickael Silvestre)

マンU在籍のディフェンダー。
家族か親戚かはわかりませんが、ボルドーの近くに住んでいる模様。
それもあり、ボルドーに行っても構わない。というような発言をしていましたが、ボルドーのトリオー会長は、サラリーが高過ぎとのこと。
プラニュスとのセンター・バック見てみたい気もしますが、難しそう。




進展があればお伝えします。

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2008年5月28日水曜日

ホワイトアスパラガス

ボルドー近郊には、ホワイトアスパラガスの産地があります。ワインも有名なブライ地区とボルドー南のランド地方が主要産地です。
主に砂地の所が良いみたいです。
4月中旬ぐらいから、5月中旬ぐらいまでが旬です。
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アスパラ生産者の所に電話したら、一番太い上質なものを用意していてくれました。
10本入って5.5ユーロなので、1000円弱くらいですね。
それにしてもユーロ高い。。。
5年前なら550円です。


調理の仕方は、皮を剥いたあと、シンプルに塩茹でします。
フランス人はかなり柔らかくなるまで茹でますが、少し歯ごたえがあったほうが美味しい気がします。

アスパラを茹でる専用の鍋が売っています。
パスタ鍋より少し痩せ型で、アスパラを立てて茹でることが出来ます。

こちらの人は、バター系のソースやサラダドレッシングなどをかけて食べますが、私のお気に入りは、まずよく冷やしたボルドーの辛口白ワインと一緒に、塩だけで食べてから、和がらしと醤油ですね。。。

アスパラには亜鉛が多く含まれているそうで・・・
ふむふむ勉強になります。
http://mrs.allabout.co.jp/contents/mrs_g1_gs_c/sanchoku/CU20060614A/index/

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2008年5月27日火曜日

ワイン醸造のはなし①

ブドウ収穫が終わり、選果、除硬、破砕が終わるとタンクにブドウが入ると、いよいよワイン醸造の始まりです。
ここからの続きです。
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その前に使用されるタンクがシャトーによっていろいろあります。
まずは、一番上の写真の木製タンク。オーク材で出来ています。

特徴は、まず見た目が良いこと!そして、外気の温度変化の影響を受けにくい。
欠点は、木の間にバクテリア等が発生しやすく、管理が大変。価格が高いなど。
最近の傾向として、有名シャトーでは蔵の改装の際、このタイプのタンクを導入します。
シャトー・マルゴー、シャトー・ムートン、シャトー・ラフィットはこのタイプのタンクです。

次にステンレス。
1980年代から徐々に増えて行き、今一番主流になっているタンクです。
とにかく衛生管理がしやすいのと、温度管理もしやすい。

すべてのタンクに共通しますが、アルコール発酵中、そのままにしておくと発酵により温度が上がってしまいます。
タンクの内側に温度管理の機能の付いたステンレス製の管があり、そこに水を流すことで温度の調節をしています。

欠点は、外気の温度に左右されやすく、特にタンク内でワインをストックする際、ワインの温度が変わりやすい。

シャトー・ラトゥール、シャトー・オーブリオンなどの有名シャトーはこのタイプのタンクを使用しています。

次にコンクリート製のタンク。
ステンレス製のタンクが出る前は、このタンクが主流でした。
コストが安いのと、タンクとタンクをくっつけて作れるので、場所をとらない。
外気の温度に左右されにくいなどの利点があります。
また内側は特殊な樹脂でコーティングしてあり、コンクリートがむき出しではありません。
ので、衛生管理も簡単です。
欠点は見た目があまり良くないのと、移動が出来ないなど。
最近は、一番の特徴の保温効果が見直されてきてこのタンクを再度使い始めているシャトーもあります。

ポムロール地区で有名なシャトー・ペトリュスはずっとこのタンクで醸造を行っています。

話は戻りますが、破砕機によって軽く潰されたブドウはこのようにタンクに入ります。
ブドウの皮には天然の酵母があり、また古い蔵には柱などに住み着いた酵母が居ると言われています。のでブドウを潰してしまえば発酵が始まります。
ここが、ビールや日本酒との一番の違いでしょうか。

あっ・・・ここまでの話し、すべて赤ワインの話です。白ワインは工程が全く違います。それはまたの機会に。

アルコール発酵はおおよそ7から10日間ぐらいで終わります。
その後、かもしと呼ばれる作業を行います。
ブドウのジュース自体は、あの赤い色が付いてなく、ブドウの皮の中に色素があります。
その色素と、タンニンを取り出すためにさらに2週間から3週間のかもしを行います。
その間、ブドウの皮やタネが浮いてきてしまうので、タンクの下からワインを抜き、ポンプアップして、上から注ぎ込む液循環の作業や、ブルゴーニュ地区で多いやり方の櫂入れを行い、より皮からの色素やタンニンの抽出を促します。
いろいろなテクニックがこれ以外もあるのですが、細かくなりすぎてしまうのでこのあたりで。

それが終わるとワインを引き抜き、タンク内に残った皮やタネをプレス(圧搾)します。
次回に続く

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2008年5月25日日曜日

コミュニョン Communion



うちの子のいとこがカトリックの儀式、「聖体拝領」(コニュニョン)を初めて受け、その後のお食事会にお呼ばれしたので行って来ました。




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私カトリックのこと詳しくないので・・・ここで勉強しました。
聖餐(せいさん)と言ったほうが良いのですかね。

手ぶらで行くわけには行かないので、いとこにちょっとしたプレゼントと、カトリックの儀式には欠かせないワインを持参。私が飲みたいだけです・・・

料理は、家主のパトリックの手料理。

トマト、アボガドとハーブ入りクリームの層仕立てスモークサーモン添え

ローストビーフ

クロカンブッシュ(ピエス・モンテとも言う)

また、食べ過ぎました。。。

うちの子たちは、庭のある家でテンション上がりまくり。
疲れてこんな感じに(笑)






私、夙川アトム(リンク先注意!音出ます!!)のような格好していますが・・・

今週もがんばります。






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2008年5月23日金曜日

シャトー・ムートン・ロトシルト

メドック地区、5大シャトーのひとつ。
毎年ラベルを著名人に描かせることで有名なこのシャトー。
建物、ブドウ畑、敷地内に植えられている木を見ても、かもし出すオーラは特徴的で、誰が見ても素晴らしいと思うはず。
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広報のお姉さまが案内してくれます。
醸造蔵とカーヴ、個人所有の博物館(博物館の中のみ撮影禁止です)の訪問と試飲が付いてお一人様12EUR。
ワイン関係のプロの方なら、無料です。
基本的に、どのシャトーもそうですが、訪問を望む際にはシャトーにコンタクトを取りアポをとる必要があります。

広報の方と思って侮ってはいけません。パリネ女史率いるこのシャトーの広報・案内担当の方々は、醸造、歴史、土壌のことなどなど、事細かく質問しても答えてくれるプロフェッショナルです。




ムートンのワインは、私のような凡人にはお話をするチャンスも無いはずなのに、気さくに話しかけてくれる良家ご出身の女性のイメージ。
ただ、少しでも的外れなことを言ったり、そぶりを見せただけで、フンと冷酷に鼻で笑われそうな気もする。
その分、こちらも少し飲むとき構えてしまうのかも。
私にとって5大シャトーの中で何となく特徴をつかみにくいのがこのワインなのです。
もちろん素晴らしいワインなのですが、飲み終わった後、何か足りない・・・打ち解け合えない・・・
私が壁を作ってしまっているのか、フンと冷笑されているのか。
いずれにしてもこのワインを飲むと何となく自分の不甲斐無さを思い知らされる恐ろしいワインなのかも。

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2008年5月21日水曜日

ボルドー空港

ボルドーの空の玄関口、ボルドー・メリニャック空港。
パリ、ロンドン、フランクフルト、アムステルダム、マドリッドなどヨーロッパの主要な空港に直行便があります。

市内までのアクセスなどはこちらのエントリーを。
http://oenocombordeaux.blogspot.com/2008/09/2.html

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でもさすがボルドーと皆様に言われるのが、この敷地内にあるブドウ畑。
実際、ワインを造っています。
年間1200本程度しか生産されないらしく、ドメーヌ・ド・シュヴァリエというペサック・レオニャン地区で有名なシャトーが醸造を担当し、ボルドーの商工会議所に贈与され、市場には一切出てきません。
飲んでみたいですね。


5月2日のメルロ


本日のメルロ


ちなみに4月30日のフィリッポナ(シャンパーニュ)の畑。


今の所ボルドーでは特に問題もなく順調にブドウの生育が進んでいます。

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2008年5月19日月曜日

フィリッポナ PHILIPPONNAT

シャンパーニュにもいろいろありますが、私が一番好きなシャンパンハウスのひとつ。
フィリッポナ社。
このクロ・デ・ゴワスは別名「シャンパンのロマネ・コンティ」と呼ばれています。




フィリッポナ社があるマレウイユ・シュール・アイ村は弊社取り扱いのシャンパーニュ、L.ベナール・ピトワもあります。
もし見かけたら宜しくお願いします。

建物の裏にある切り立った壁、20mくらいありますが、表土が70から100cmほどその下はすべて、シャンパーニュ地方の特徴であるチョーク土壌(黒板に使うチョークと全く同じ)です。
常に40%から60%の水分を含むこの土壌は、夏の乾燥の際に適度な水分を与え、逆に雨が降りすぎるとそれ以上は水分を保つことが出来ない為、水捌けの良い土壌になります。
スポンジのような感じですかね。
クロ・デ・ゴワスの丘から眺めるマルヌ川。
真南に向いたこの斜面。かなりの急斜面なのと、マルヌ川の照り返しもあり他の畑より収穫時期も早く糖度の上がったブドウがとれます。

シャンパーニュの造り方は、いろいろな所に書いてあると思いますが、簡単に。
ブドウを収穫(必ず手積みでなければならない法律があります。)後、すぐに圧搾(プレス)してブドウジュースを得ます。(色のついたブドウ(ピノ・ノワールなど)でも搾りたては黄色ろっぽい色をしています。)
その後、軽くタンクで落ち着かせ、上澄みを取り通常の白ワインを造るのと同じようにアルコール発酵します。
上の写真は、アルコール発酵が終わり、いろいろな区画を混ぜ合わせてロットを造り瓶詰めを待つ段階のワイン。普通の白ワインと同じと考えて頂いて大丈夫です。

その後瓶詰めして(その際酵母と糖分を入れます。)地下のカーヴに寝かせます。
そうするとビン内で、発酵が始まり、シャンパーニュのあの泡が出来上がります。
問題は、酵母の死骸が出てしまうこと。
でもこの死骸、何年も寝かせることで独自の複雑な味わいを出す要因にもなります。

そのビン内の酵母の死骸は、上の写真(フィリッポナ社ではなくピトワ社の写真です・・・)の右側に見えているピュピートルと呼ばれる台や下の写真のジロパレットを使ってビン口に集めます。
集まったら逆さにして保管します。
その後、ビン口のみ-20℃の液体に入れ凍らせ、酵母の死骸の入った澱を氷内に閉じ込めます。そして栓を抜けばビン内の圧力で氷の栓も抜け、きれいに澱がとれます。
最後に、門出のリキュールと呼ばれる糖分を入れ、栓をして、ラベルを貼って完成です。

お待ちかねの試飲!
スタンダードはいつも頂いているので、ミレジメと呼ばれるビンテージ入りのシャンパーニュから。
次にグラン・ブランと名のついた白ブドウ(シャルドネ種)のみで造った品。
3番目が私の一番好きなシャンパーニュ「1522」。フィリッポナ家が1522年からブドウを栽培していたという記録が残っていたことからこの名に。その当時はお隣のアイ村にいたそうです。
次に「1522」のロゼ。初めて飲みました。素晴らしい!

そして最後に「クロ・デ・ゴワス」
力強いこのシャンパーニュ。オーナーのシャルルさんは、「ソムリエさんに言うとびっくりされるけど、このシャンパーニュはデキャンタに入れて、空気と触れさせてあげると真価を発揮してくれる。もしくは、開けてすぐ少しだけ飲んで次の日飲んだほうが香りが素晴らしい。もちろん泡は消えないよ。」
クロ・デ・ゴワス恐るべし。
右から「1522」白、「1522」ロゼ、1999年「クロ・デ・ゴワス」

イケメン営業部長ヴィアネー氏
もう6年くらいの付き合いです。


シャルル・フィリッポナ氏

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