2008年2月29日金曜日

ラ・カーヴ・ド・ビグディ

先週、ボルドー料理のエントリーを書いてから、ブドウの枝で焼くステーキがどうしても食べたくなり、以前住んでいた地区にあるレストランを思い出し、新しく開通したトラムに乗って行ってきました。
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LA CAVE DE BIGOUDY
36, rue Tourat
33000 BORDEAUX

TEL :05 56 51 69 43








このレストラン、オーナーにグラス1杯試飲してもらうという条件で、ワインの持ち込みが出来ます!
オーナーのビグディさん

ワインを持ち込まない方は彼の後ろにあるカーヴからワインを選ぶ(とても良心的な値段)というシステム。のでワインリストはありません。もちろんボルドーのワインばかり・・・。有名どころのワインもあります。
今日選んだのはこちら
2005 CHATEAU COQUILLAS (PESSAC LEOGNAN)
オフィシャルサイトはこちら

ボルドー・ペサック・レオニャン地区にある、シャトー・ド・フランスのセカンドワイン。さすが2005年、かなり上質です。

メニューは地方料理のみ。乾燥ものを季節以外は使いますが、セップ茸の料理もたくさんあります。
また写真左の、今日のお勧めは、ヤツメウナギのボルドー風と、リー・ド・ヴォー・森のキノコのソース。
またメニューをみると、ウズラのフォアグラ詰め、鴨のコンフィ、鳩のソーテルヌ風味・あみがさ茸添え、昔風煮込み、など他にも地方料理がたくさんあります。

メインは肉で即決でしたが、前菜が悩む・・・
セップ茸入りオムレツ、フォアグラなどにも目が行きますが、あえてコテコテの地方料理、「トリカンディーユ(豚の腸)のグリル(もちろんブドウの枝で)サラダ添え」にします。








そしてお待ちかねのステーキ
まず、ブドウの枝を一気に入れ、燃やします。
すべての枝が炭状になると、網を乗せ肉を焼きます。
ブドウの枝の香りが肉に着き、何とも言えない良い香りがします。
ENTRECOTE BORDELAISE
ビンの中には、生のエシャロットと、ソテーしたエシャロットが入っています。
300g頼みましたが、楽に完食。上の娘は200gひとりで完食!まだ食べれると言います・・・

焼き具合も完璧。
写真撮るの下手だなぁ。
店内がちょっと暗めで、私の5年前に買ったデジカメではちょっと限界がある。といいわけ。

私、デザートはパス。でもこれだけは欠かせない〆のアルマニャック。
あ、そうそう、飲み足りないのでワイン一本買ってお持ち帰りしました。
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2008年2月28日木曜日

シャトー・ラトゥール


ボルドー最強ワインのひとつ、シャトー・ラトゥール。
毎年必ずと言って良いほど、このシャトーはメドック地区の中で一番早く収穫を始める。
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それだけ土壌特性の良さと、畑仕事の的確さがあるのだろう。
99年の台風でダメージを受けたワイン蔵を3年以上かけて大改装。
ボルドーの中で一番スタイリッシュなワイン醸造所です。

あまりにも完璧すぎて非の付けどころが無いこれらのワインは、何となくちょっと泥臭い人間味が感じにくい、超美人でスタイリッシュ、そしてクールな女性のイメージ。
その女性に微笑んでもらうには、下手なオヤジギャグは通用せず、時間をかけてとにかく待つしかないのだろうか。。。

私のカーヴに1973年のシャトー・ラトゥールがある。
もう10年も私のカーヴに眠ったまま。
一日平均2本以上もワインを飲むのに、このワインだけは手をつけたいという気にならない。
決してもったいないという感情ではなく、今コルクを開けても、ニコリともしてくれないのではないかという不安が出てきてしまう。

他の5大シャトー(ラフィット、マルゴー、ムートン、オーブリオン)では全くそんな気にならないのに。

クールビューティー(古いなぁ表現が)、シャトー・ラトゥール、恐るべし。

続きはこちら
http://oenocombordeaux.blogspot.com/2009/01/93-chateau-latour.html
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2008年2月25日月曜日

ホームパーティー


先週末は友人の奥さんの誕生日パーティーにお呼ばれ。
まあ、行く前から激飲み会になるとは思っていましたが、いつも以上に凄かった。。。
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集合は午後8:00、ここから食前酒しながらのおしゃべり。
着いたらすでに他の友人も居て、すでに出来上がっている人も。

私が誕生日プレゼントとして持参したものは、パイパー・エドシック・マグナム(シャンパーニュ1.5L)、プイィ・フュイッセ(ブルゴーニュ地方の白)、アルザス・グラン・クリュ・ショエンネンベルグ(アルザス白)、シルーブル(ボジョレ地区の赤)、シャトー・ヴィラ・ベル・エール(ボルドー・グラーブ赤)。

他にもワインが用意してあり、食前酒は女性はシャンパーニュ、私と友人は、ビール、ウィスキー・ロックなど。
その食前酒しながらのおしゃべりが夜の12時頃まで続きます・・・

で、12時から食事開始!
この時点で、シャンパーニュ3本、白ワイン1本、赤ワイン3本がカラに。
子羊のもも肉の丸焼き、ポワロー葱添えを食べながら、赤ワインがさらに2本。
合計で8人いましたが、飲む人は私を含めて、6人。女性陣3人はシャンパーニュばかり飲んでいます。

ここの家主は、不動産投資会社のコンサルをしています。彼の住まい凄すぎ。
ボルドー中心部で約300平方メートルの8LDKのアパート。
子供部屋の隣には、遊び場があって、本物のフットサルのゴールと卓球台・・・

結局、朝の4時にお開き。
シャンパーニュ3本、マグナム1本、白ワイン3本、赤ワイン6本、ウィスキー1本、ビール12本(500ml)をすでに消費していますが、凄いのがここから。
家主と私、ここからビール飲みながら、Wiiスポーツのテニス、ボクシング、タイガーヴッズのゴルフゲームを朝、9時まで。4時間仮眠をして、お昼からまたビール・・・

イングランドL杯決勝を見ながら、ビール
トゥールーズvsマルセイユ見ながら白ワイン
ボルドーvsリール戦が始まった所で、あっ今日スタジアム行く予定だったのに。。。
結局、赤ワイン飲みながら、テレビ観戦。

これぞL1というような、リールのディフェンスばかり目立つ試合で全く面白味も無く0-0・・・
せっかく勝ち点1点差に詰め寄ったのに、首位リヨンとは3点差に開いてしまいました。
来週は、またホームでパリ・サン・ジェルマン戦。降格ゾーン近くのパリからは勝ち点3とりたいですね。
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2008年2月23日土曜日

ボルドー料理


ワインで有名なボルドーですが、有名料理を一品と言われれば、アントレコート・ボルドレーズ(ENTRECOTE BORDELAISE)。
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牛肉のあばら肉のステーキにエシャロットを切ったものを乗せるだけといういたってシンプルな料理。
ボルドー風(BORDELAISE)という名前が付くと赤ワインソースの料理のように感じるし、実際、別の代表するボルドー料理、ヤツメウナギのボルドー風というと、赤ワインで煮込んだ料理であるが、アントレコート・ボルドレーズと名前がついていれば、ソースは無くエシャロットを乗せる。


最高の調理法は、ブドウの枝を1年間乾燥させ、その枝を燃やし、炭状になった所に網を置き焼く。
そして、セップ茸というこの地方で採れるキノコをバターで炒め、にんにくを刻んだものとパセリを入れて付け合わせにする。



そのアントレコート・ボルドレーズが手頃に食べれるレストラン。(セップ茸は秋季のみ)


LE PALATIUM
22, cours Pasteur
33000 Bordeaux
TEL : 05 56 91 47 47



お昼も夜もいつも満席です。
他のレストランに比べると値段がかなり安めなのも人気の理由なのかも。


ちなみに最初の写真ですが、ポテトはハンバーガーショップのMサイズぐらい、肉は350gあります。

ほぼ完食。。。

あ、そうそうボルドーの試合のある日は、大画面でサッカー中継もします!


もちろんワインは、ボルドー地区のみ!また、特級クラスのワインはありません。
2005 CHATEAU HAUT-GUIRAUD ( COTES DE BOURG)
日本の小売店で2000円台のワインだと思います。このクラスの2005年は本当に良いですね。
このレストラン価格で14EURぐらい。19.6%の税込でこの価格ですから、まあ良心的です。

この日は、娘も一緒に
何歳まで親父と一緒にレストランに来てくれるやら・・・
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2008年2月22日金曜日

UEFAカップ敗退

昨日のアンデルレヒトとの試合は、1-1で引き分け、2試合のトータルで2-3となりボルドーは敗退。

先日の中国vs日本戦を見ていた方の気持ちがよくわかる・・・
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あり得ないラフプレーを開始早々され、完全に試合の空気がおかしくなり、また審判のレベルが低すぎると試合をコントロール出来なくなり、考えられないジャッジを始め、笛を吹くたびに選手から文句を言われそれはそれは酷い試合でした。

前半15分ぐらいだったかなボルドーのエンリケが酷いタックルをくらい(どう考えても一発退場レベル)そこで、レッドカードが出なかったのが、ケチのつきはじめ。
もう後半は、呆れてものが言えない。
何枚、カードが出たかわからん。で、結局ボルドーは9人で試合を終わることに。

でもブラン監督。試合後のインタヴューでは、「前半は0-0で守備を固めるという戦法が、前半唯一と言っていいミスに付け込まれ前半に点を取られてしまったのが大きい。もちろんカップ敗退は寂しい結果だが、この試合を戦ってくれた選手の働きにはとても満足している。2点目をもちろん取って欲しかったが、ただ延長になってしまい、9人しかいない状態でさらに30分も多く戦っても勝ち上がるのは難しかっただろう、何より日曜日のリール戦に疲れが残ってしまう。」
と一切、審判のことは言いません。
とにかくクールですね。見習わなきゃ。

ただ、唯一悔しいのが、これに勝ち上がってたら、バイエルン・ミュンヘンとの対戦だったんですよね。

これでボルドーは、リーグ戦とフランスカップに集中することに。
日曜日のリール戦は、スタジアムに行く予定!

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2008年2月21日木曜日

ボルドーでイタリアン

フランスでイタリア料理を食べた事のある方ならご存知かも知れませんが・・・
イタリアンを食べたいと思っても、ピザ屋しか無く、メニューにパスタ系があったとしても、とても隣国とは思えないほどレベルが低く、例えばスパゲッティーは唇で噛み切れるほど柔らかく、ラザニアを頼むと2回に1回は中が冷たくetc.
もちろんイタリアワインの品揃えの良いレストランは皆無です。
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でもここは本当にレベルが高い。

C-P-P RISTORANTE
160, cours Victor Hugo
33000 Bordeaux
TEL : 05 56 92 56 22
地図はこちら

アンティ・パスト盛り合わせ(2人分)


スパゲッティー、車海老添え
(イカスミ有り無しを選べます。)

自家製のティラミスも食べました。


結局、お昼なのに二人でワイン2本。。。
2本ともシチリア島のワインですが、お恥ずかしながらイタリアワインはあまりわかりません・・・
どなたかご教示をお願いします。
ワインリストは、スプマンテから、キャンティー、バルバレスコ、ブルネッロ・ディ・モンタルチーノなど、結構品揃え良しです。

最後にコーヒーはと聞かれたけど、グラッパを飲んで〆ました。


こういう気軽なイタリアンがあると、フレンチの食べすぎで疲れきったお客様にも勧めやすいし、造り手との食事にも、イタリアワイン飲んでみようか!と誘いやすいのでよく使っています。

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2008年2月19日火曜日

ル・モンテーニュ

お洒落なカフェがたくさんボルドーにはありますが、私の一番のお気に入りのカフェはここ、「ル・モンテーニュ」。10年前、ボルドー来た直後に先輩に連れて行ってもらったカフェ。
ボルドー近郊出身の16世紀フランスを代表する哲学者の名前がついています。
また、家の近くの高校の名前にもなっています。
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もう100年くらいソファーやってるんじゃないかという古ぼけたソファーとタバコのヤニで黄ばんだテーブル(今はカフェも完全禁煙です)。
外から見てもあまりキレイじゃないし、何か入りにくい雰囲気です。


また、このカフェの周りには、高級ブティック、超高級お惣菜屋、キャヴィア屋、etc.
また、グラン・ゾムというショッピングモールなどがあり、ボルドーの中で一番リッチな地区なのです。




さらに、このカフェ、中に入るとおばちゃんひとりで、いつも不機嫌そうで・・・
ほかにお客がいなくても、座ってから3分ぐらい経たないと、注文を取りに来てくれません。

ただ、店内を見回すとコーヒーマシンとビール・サーバーはピカピカで、グラスの並べ方などとてもセンスがあり、清潔感を感じます。

いつも不機嫌なおばちゃん・・・
今日はめちゃくちゃ機嫌が良くこんな感じ。
そろそろ美容院行かなきゃ。(日本のおばちゃんならどこ切るの?と突っ込みますが・・・)
タイとベトナムには行ったことあるけど日本はないからぜひ行きたい。とか
5分ぐらいほぼひとりで喋ってた。

カワイイと言ったら失礼だけどお茶目なオバ様でした。
で、「あ~楽しかった!ビール代いらない、おごる!」と言って店の奥に消えて行きました。

このツンデレおば様、かっこ良すぎます。

BAR LE MONTAIGNE
10, rue Michel Montaigne
33000 Bordeaux
TEL : 05 56 52 60 51
BARと名前がついていますが、夜7時には閉まりますのでご注意を。また、ワインは余りありません。

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2008年2月18日月曜日

剪定の後、花が咲くまで

前回、こちらからの続きです。
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この写真は2006年4月1日頃の写真ですが、この時期の一番の心配は、何と言っても霜が降りること。
-2℃以下になるとこの芽がやられてしまう。
解決策として、畑の中に鉄パイプ状のお湯を流すヒーターのようなものを作ったり、ストーブを焚いたり、廃タイヤを燃やしまくるなどして温度を上げますが、廃タイヤの方法は環境にあまりにも悪そうなので、少なくなってきました。

また、最後の手段として、畑に水を撒きまくります。通常畑に水を撒くことは禁止されていますが、この時期のみ許可が出ると可能になります。
原理は、氷点下の下、水を撒くとこの芽の周りについた水分が凍っていき、氷室状態になる。
この中は、-2度未満にはならないそうなので、芽を守ることが出来る。

好天、高気温が続くと15日程で次の写真のようになります。
そしてその一ヶ月後
剪定時に残した枝から出てくる芽は良いが、たまに幹から芽がでで伸びてくる。これは養分ばかり取ってしまい、結局ブドウにはいい影響を与えないので、取り除く。

そして、5月後半から6月上旬に花が咲く。

花が咲くという表現はおかしいですね。
花付きが終わってから100~110日後が収穫日と言われています。
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