2008年10月28日火曜日

シャブリ Chablis

フランス白ワインで一番有名と言っても過言ではない、白ワイン産地「シャブリ」
こじんまりとしていて、街自体もとてもかわいらしい街です。
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この日は10月上旬。
今年はブドウの収穫時期がとても遅く、まだ収穫していました。

今年は、春の遅霜、花付きの悪さ、雹などがあり、フランス全体でブドウの収量が下がっています。
シャブリも例外ではありません。

弊社取引先の所に行ったら、収穫したブドウの処理をしていたので、見せてもらいました。
白ワインの醸造方法は、ブドウを収穫したらすぐにプレス(圧搾)します。

圧搾してすぐのブドウジュース。
もちろん試飲します。

搾りカスや、果肉その他の固形物を取り除くため、前清澄と呼ばれる作業をします。
要は、タンクに入れて沈殿してくれるのを待ち、上澄みをまた別のタンクに入れ替えることで、かなりクリアーなジュースになり、それを発酵させます。

上澄みを取る以外にもいろいろ大切な要素がありますが、特に温度管理が大切です。

ここですべてのタンクの温度管理が出来ます。

お腹が空いてきたので、近くのレストランへ。

シャブリには生牡蠣というマリアージュの公式がありますが、実践することに。


激ウマ!!!
シャブリには、ステンレスタンクを使いフレッシュに仕上げる派とタル発酵を行って、長熟タイプのワインを造る派がありますが、牡蠣には絶対フレッシュなタイプのものでないと泣きを見ます。
リストの見分け方は簡単です。
とにかく一番安いシャブリを選べばフレッシュタイプで間違いなし。

その後メインと一緒に、シャブリ地区の近くにある赤ワインの産地「イランシー」を頼みます。
これが大当たり。

とある撮影チームとご一緒させてもらっています。


ブドウの状態は完璧ではありませんが、悪くないという感じ。
上の写真のように腐敗果もないわけではありません。
この状態のブドウをどれだけ排除できるかがとても大切になってきます。
造り手の差がまた出そうなビンテージです。

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