2008年3月30日日曜日

Bordeaux 2 - 1 Nancy

勝ち点3点差で迎えた2位ボルドーと3位ナンシーとの直接対決。
ボルドーが勝ち、2位の地位を安泰にしました。
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試合開始直後からナンシーのプレスがうまく機能し、ナンシーペースで試合が進む。
前半29分に完全に枠外にはずれそうだった、ハジのヘディングシュートがゴール前にいたゼルカの顔面に当たってコースが変わり先制ゴール・・・。

一進一退のまま前半終了。
そして後半。やはりこの人。
フェルナンド・カベナギ
53分、コーナーから同点ゴール!
そのコーナーはスローで見ると、ボルドーの選手が触っており、コーナーは無かったと解説者が騒ぐ・・・。
83分ペナルティーを決め2-1!!

ボルドーのコーナーキックの際、ペナルティーエリア内でミクーが倒されたとの判断でペナルティーを与えられるが、どうみてもミクーの方がファールをしている・・・

これで、試合は大荒れに。
結果的に勝ちましたが、両軍合わせて9枚のイエロー、2枚のレッドカードが出るという荒れた試合に。
どんなスポーツでもそうですが、審判って大事ですね。

キャプテンのラメは試合直後のインタヴューで、「あと7試合しかない状況で、3位に6点差をつけることが出来てとても満足している。1点目のコーナー自体が無かったとか、ペナルティーのジャッジミスがあったのか分からないが、我々も今までに酷いジャッジを受けてきた。前半は確かにナンシーに押されぎみだったが、後半はボルドーらしいサッカーが出来たと思う。」とのこと。

これで、リヨンとの差も6点差に。ただ、明日リヨンは前節ボルドーがぼろ負けしたヴァレンシエンヌとアウェーでの試合。
ヴァレンシエンヌさん頑張って下さい。
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2008年3月29日土曜日

プライベート・バー

最近、雨が多く気温も低めだったボルドー。
今日は、いきなり最高気温が20℃にもなりました。
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こんな日は、昼過ぎからカフェのテラスで良く冷えた白ワインを一杯など気持ち良さそうですが、最高の場所が我が家にあります。
ボルドーで一番人通りの多い通りに我が家はありますが、そのベランダ。

至福の時です。
明日から夏時間(日本との差が8時間から7時間に)になります。

これから大事な3位ナンシーとの試合が始まります!
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2008年3月28日金曜日

LACANAU ラカノー

ボルドー市内から車で1時間、高級リゾート地「アルカッション」も良いのですが、私のお気に入りのビーチ、「ラカノー」。
サーフィンの世界大会も行われます。
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写真は1月後半ぐらいのもの。
その休日の朝、天気予報で18℃ぐらいになるとのこと。
まだ寝ぼけている娘たちに「海行こう!」の一言で飛び起きます(笑)

さすがに1月の海、ほとんど人がいません・・・

2007年7月の写真

7,8月に来るといろんな意味で凄いですよ。とにかく凄い人なのですが、まだ二十歳前でしょって子から戦前の話をして頂けるような方までトップレスがいっぱいです。

私の目的はもちろん!トップレスではなく
これ
この近くで採れる生牡蠣。
この日は、ラカノーから車で20分ほど行った所で採れるキャップ・フェレ産の生牡蠣を。
養殖をしており、一年中食べられます。
ただ、ワインのテロワール(土壌特性)と一緒で海流の良い所、あまり良くない所があるらしく、同じキャップ・フェレ産でも味わいが養殖業者によって全然違います。

ボルドー人は牡蠣を食べる時に付け合わせで、焼きソーセージやクレピネット(ソーセージの中身を網油で巻いたもの)を食べます。またこれがあるとワインが進みます。
ボルドー・グラーヴ産の白ワイン

その後はお昼寝です。
サングラスをかけているのは、日差しが強いからで視線を誤魔化しているわけではありません!

夕日が本当にキレイです・・・
ちなみにこの写真の人、私ではありませんので
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2008年3月27日木曜日

Thierry Gilardi


ティエリー・ジラルディ氏

フランスサッカー界で知らない人はいないでしょう。
代表戦やチャンピオンズ・リーグの実況、毎週日曜日のサッカー番組「テレ・フット」の司会。
前回のラグビーのワールドカップの実況もしていた・・・。

当然のように実況する予定だった水曜日のイングランドとの試合の前日に心臓発作で急死。49歳でした。

2004年までキャナル・プリュスのサッカー系番組を担当していたころから、特徴のある声と、解説者要らないんじゃないかというぐらい的確な分析を瞬時にするのに、ちゃんと解説者にも気を配り、試合を見ていてとても聞きやすい実況解説だった。



2005年にTF1グループに移ってからは、もちろんサッカー担当で代表戦の実況なども始めていたが、担当外でないの?大丈夫?と言われた、朝のニュース番組LCI・MATINに出ていた記憶が深い。

(その当時、お気に入りの女子アナ、メリッサ・テュリオ見る為だけに早起きしてた私・・・。)

ジラルディ氏のニュースの読み方はどうしてもサッカーの実況の印象が強すぎで、何か不自然だったなぁ。

ご冥福をお祈り致します。


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2008年3月26日水曜日

花咲きから収穫まで

更新が遅れてしまいました。ごめんなさい。
そろそろ日本は桜の咲くころですね。
野球の開幕、入学式、新年度の始まりと新たな年の始まりのような気が日本はしますが、こちらは至って普通。何もないかのように日々が過ぎています。

しかし、ワイン業界では3月末、4月上旬から新酒の発表会が始まり世界中のワインバイヤーがボルドーに来る時期です。

では、ここからの続きです。
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この花咲きの時期に雨が降ると受粉が出来なくなり花ぶるいと呼ばれる。
結実がしないので、実が大きくならず、結果的に収量が減ってしまう。
ブルゴーニュでは、この結実不良を起こすとブドウの実と実の間に隙間が出来て、通気性が良くなり、良質のブドウの房になるという考えが多いが、ボルドーでは、この結実不良の実がとても酸っぱく、ワインに多大なる影響を与えるという考えから好まない。
結実不良の房

8月上旬から中旬にヴェレイゾンと呼ばれるブドウの実に色が着き始める現象が起こる。
この時期までの畑の仕事は、葉が伸びすぎてしまうので刈りこんだり、病気発生の予防や処置の為に農薬をまいたりするのが主な仕事だが、何より心配なのは、雹である。

雹が降るとブドウの実だけでなく葉にもダメージを与え、光合成が出来なくなり収穫が全部ダメになってしまう畑の区画が出てきてしまう。

こうなってしまうと全く対処のしようがなさそうだが、特殊な薬がある。人間が怪我をした時に消毒をするように、傷ついた実にこの薬を散布すると傷口をケアしてくれる。
ブドウに糖度があるとすぐにバクテリアが発生しやすく、畑全体がダメになってしまうので、この対処は急を要する。


そして、9月中旬頃になると待ちに待った収穫。
腰痛持ちの方はお勧めしません・・・
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2008年3月11日火曜日

シャトー・ル・ペイラル

先週末は、子供を連れて知り合いのシャトーへ。
パリで行われた、ワインコンクールの審査員をした時に、同じグループだったここのオーナーのドーリアック氏との付き合いは、もう7年になります。
今では、家族ぐるみの付き合いに。
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ここ最近ボルドー地区は天気が悪く、強風、雷雨、雹も降りました・・・。
行く途中は、大雨だったのにシャトーに着いた途端、雨は止み晴れ間も少し。
シャトーについた途端、子供たちはこんな感じに(笑)
いつも街中のアパートにいるので、こういう所に来ると、テンションが上がるみたいです。

このシャトーのワインを扱うと決めたのは、ソーシニャックというマイナーな甘口ワインが物凄く質が高かったから。
ボルドーにソーテルヌという有名な甘口ワインの産地がありますが、そこの有名シャトーにも負けないほどの完成度のあるワインでありながら、価格はソーテルヌの有名シャトーに比べると半分ほど。
甘口好きの方は、ぜひお試しを。美味しいですよ~。


このシャトーでは、辛口白、ロゼ、赤も造っていますが、2005年からブドウ栽培を有機農法に変え、2007年ビンテージから、ビオワイン認定を受けています。
難しいビンテージの2007年を試飲してきましたが、辛口白、ロゼはとてもフレッシュで一切不快なワインの欠点は見つかりません。

今年の夏は酷かった・・・もうどうなるかと思ったけど、9月に好天が続いて何とかブドウは熟してくれた。ブドウの濃縮と完熟を促し、病気のリスクを軽減させる為、通常より2割ほど多く、ブドウの房を間引きして通気性を良くした。また、収穫後も厳しい選果をしたから、結局平年より4割も収穫量が減ってしまった。

それを聞いていた、奥様のイザベルが
NAO! ビオの認定にはお金がかかるし、箱代やビン代もかなりの値上がりだし、さらに収量が減ったから価格上げるからね!

旦那のオーナーはどう私に値上げを切りだそうか、様子を見ていたのが感じ取れましたが、さすが仏人女性。はっきり言います。

あまり値段のことは言いたくないけど、ここ数年のボルドーの有名ワインの価格の高騰は凄すぎ。
でもその価格の高騰は、ユーロが高いだけではなくて、ロシアや中国系の引きが強く、物が足りないのが原因。実際、フランスで有名ワインを買うよりも、まだユーロとの為替が良かった数年前に仕入れている日本の方が全然安いので、中国人バイヤーはフランスワインを日本に買いに来ている有様・・・。

ただ、このシャトーのような小さな無名シャトーのワイン(日本で1000円台のワイン)の値上げは、実際に生産価格(ワインになるまでの箱代やらビン代、ラベル代など)が上がり、彼らもどうしようも出来ないから。

こういうときがこの仕事をしていて一番厳しいことかな。
日本には、出来るだけお値打ちに売りたいし、シャトー側の状況も分かるので、高く買ってあげたい。
でも、そういう気になるのは、シャトーの方の人柄だったり、自分のそのワインに対する思い入れなどが大きく影響します。
最初から、値段のことしか言わないサプライヤーもたくさんいる中、こういうワインは何とかしたいと思うものです。

ちょっと宣伝。
このシャトー、こちらでシャンブル・ドット言って、民宿のようなこともしています。
フランスの田舎でのんびりとしたいという方。連絡下さい。ご案内します。

いろいろなことを話していたら、外は大雨。
ブーブー言いながら、娘たちが建物の中へ帰って来ました。
そこで見つけたのがこれ。
LE BABY-FOOT

サッカーゲーム。日本の野球盤みたいなものですかね。
このゲーム奥深いですよ。フランス全国大会があります!

ボルドーへの帰り道、虹がキレイでした。
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2008年3月10日月曜日

Lyon 4 - 2 Bordeaux...

勝ち点3点差で迎えた今年のリーグアン一番大切な試合。
結果は、残念ながら4-2で負け・・・
リヨンとの勝ち点は6点差に広がってしまいました。。。
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上ばかり見ていましたが、3位のナンシーも勝ち4点差、今年に入ってから絶好調の4位マルセイユとの差も縮まって来ました。

試合の印象は、リヨンのビッグゲームでの経験の差が出たような感じ。
5回のゴールチャンスで、4回ゴールを決めるというチャンスを確実にものにするリヨンはやはり強いなぁ。
ボルドーも最後まで絶対あきらめない、良いサッカーをしました。

ただ、コーナーから、ディアラのヘディングシュートをリヨンキーパーのクーペにファインセーブされて、3-3の同点機を逃し、さらに68分頃の前節ハットトリック、今日も1得点のヴェンデルに対する病院送りのタックルで試合の雰囲気が冷めたものに。その後は、リヨンに試合を支配され終了間際にダメ押しの4点目を取られ万事休す。

キャプテンのラメ、ブラン監督ともにまだ10節ありまだまだこれからとのこと。
ビッグクラブとの対戦は終わっており、今後ボルドー、リヨンともアウェーで何点取れるか、ホームで取りこぼさないかが大事になってきます。
次節から期待しましょう。
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2008年3月7日金曜日

シャトー・マルゴー

本日のシャトー・マルゴー。
シャトー・ラフィット・ロトシルト、ラトゥール、ムートン・ロトシルト、オー・ブリオンと並ぶボルドー最強ワインのひとつ。
いつ来てもこのシャトー(城)を見ると、温かい雰囲気にさせてくれるオーラを放っています。
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マルゴーのワインは、外見はもちろん、内面からも美しさがにじみ出ているような素敵な女性のイメージ。
着飾らなくても素敵過ぎます。。。
下の写真は本日試飲させてもらった2004年ビンテージ。

口当たりはとても華やかで本当に飲みやすいのに、後からいろいろな味わいと香りが出で来る。
こちらも臆せずに接すると、いろいろ話しかけてくれてお互い理解しあえる。そんな関係が築けそうになる。

飲み頃は何年後ですか?
ん~後10年は待たなくてはならない!まだワインが開いていないからね・・・

このような会話をワイン人はよくする。

でもこのシャトーのワインには、おそらくそのような会話をする気もおこらないだろう。
何時飲んでもその時の最高の顔を見せてくれるはず。
産まれたての2007年でも。
ここにずっとお住みになっていらっしゃる160歳のおばあ様でも。



こぼれ話・・・
シャトー・マルゴーでは、一般の方がワインを買おうと思ってもシャトー蔵出しでは売ってくれません。
唯一の方法は、「マルゴー」と名付けられた赤ちゃん。。。
出生証明書など証明できる書類をシャトーの広報に送り申請すると、その子の生まれ年のシャトー・マルゴーがビン詰された時に6本売ってくれるらしい。(限定数があります)
もちろん私も考えましたよ。特に下の子が生まれたときに・・・




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